記憶喪失になった謎の正体不明少女【小説】

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最高ランク : 13 , 更新： 2022/11/10 23:06:18

…ﾋﾟｯﾋﾟｯﾋﾟｯﾋﾟｯﾋﾟｯ

規則正しくなるﾋﾟｯという音。

消毒の匂い。

騒がしくて真っ白な部屋。

直ぐに病院だと分かった。だけど病院にいる理由がわからない。
それと私が誰なのかも分からない。
分からないなら誰かに聞けば良い…そうだよね_____？

？「ｯ、ぁの…ｺﾞﾎｺﾞﾎ」

？「は～い…ｯﾂ‪！！西条さん！？」

西条「ｺﾞﾎｺﾞﾎｺﾞﾎｯ…ぁの，私はどうしてここにいるんですか、？」

必死に声を出した。掠れるような声だった。
何年何十年と声を出してこなかったかのような掠れた声だった________

？「先生！！！誰か先生を！！！西条さん。大丈夫ですよ〜！もうすぐ先生が来ますから。」

？「先生呼んできます！！！」

西条「？？？」

看護師さんは私の質問に答えてくれなかった。
そして看護師さんたちが慌てて先生を呼びに行ったり私に話しかけてくるけどさっきから看護師さんが言っている"西条さん"は誰？
"西条さん"は私なの、？そんなことを密かに考えていると先生が来た。

先生「どうしたんですか？いきなり呼び出して……要件はなんですか？」

先生は少しびっくりしたような顔をしながら看護師さんたちに要件を聞いていた。すると、

「西条さん！起きたんですね！！」

西条「？？」

先生が私の方にきて看護師さんたちと同じように"西条さん"起きたんですね！と言った。
みんなが私を西条だと言っている…
これは事実を確認した方が良い気がする……

先生「…西条さん？もしかして声が出ませんか？」

少し考えてる間が長すぎたのか先生が声をかけてきた。声が出ない訳ではないから急いで首を振ってずっと気になっていたことを聞いた。

西条「ぃえ、ｺﾞﾎｺﾞﾎｺﾞﾎｯあの、西条さんって私のことですか、？」

私は気になっていたことを聞けてなんて返ってくるのかを待っていた。だけど体感で数分経っても返答はなくただただ看護師さんたちと先生が顔を青くしていた_________