*帰ろう。[中編]

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最高ランク : 28 , 更新: 2022/08/09 5:24:09

昼ご飯、最近ずっと、食べてない。
どうも、しょぅゆ。です!



いやー、昼ってあんまお腹空かないんだよね。
逆に夜は空くからめためたに食べる。
そりゃもうめためたに。

ちなみに一番好きなのはお味噌汁かなー。
あれ美味しいし暖かくてぽかぽかするんじゃ~

でも味噌汁って放置すると味噌が中心に固まるじゃん?
好奇心で何度か味噌がなくなった部分の汁を吸ったことがあるんだけど。
めっちゃ甘くて美味しかった(※個人の感想です)。


ってことで続編行こうと思います!結局後編にならなかった!
妄想で構築した性格で一番好きなのはジョフィールかなぁ。

あのお兄さん好きだわw
基本的にイジられキャラだけど絶対優しいし抱擁感ある、ウン。

良かったら小説の感想とかくれると嬉しいなーって。


























































「………ん、」

ピクッ、自然と自分の身体が動く。思わず声を上げると、
隣に居た小さな少年が心配そうに己の顔を覗き込んだ。

「ラビエル?どうしたの??」
「トビアス……あぁいえ、何でもありませんよ」

ラビエルと呼ばれた天使は少年をトビアスと呼び、
何でもないと安心させるように笑った。

「そっかぁ。…ねね、そろそろ出発する?」
「うーん…トビアスはどうしたいですか?」
「ぼく?ぼくはもうちょっと休憩したいけど…ラビエル暇そうだったし、もしかしたら嫌だったのかな、長過ぎたかなーって」
「おやおや…大丈夫ですよ。私は気にしていませんから。では、もう少し休んだらまた出発しましょう」

こてん、と首を傾げるトビアスに、ラビエルは微笑みながらそう伝える。
それにトビアスは軽く返事をすると、目に映る自然を楽しむように、
辺りを見回したり、花を触ったりし始めた。

「(今のは……)」

その横で、ラビエルは今自分が感じ取った“違和感”を振り返る。
今、確かに、世界に何かが起こりかけている。

「(そろそろ、天界で始まるのでしょうか?…いえ、そうだとしてもこれは違う……天界からじゃない、明らかに、この人間の住む世界で起こった違和感ですね。そうだとしたら、一体どこから?)」

トビアスを心配させないよう、バレないように、何か感じ取れないか
そっと辺りを見回す。そしてある方角へ向いた時ふと、
確かな違和感を覚えた。

「………あぁ、そういうことなのですね」

彼が、人間界に…下界に、降りて来た。
それと同時に広がる、命の悲鳴と焦げた香り。

「(始まってしまいましたか。ですが、これはあまりにも……)」

今から消える人間を気の毒だと思ってしまうのは天使の慈悲だから
だろうか、それとも自身が癒しの天使である所以だろうか。
はたまた、人間界に居るせいか。

「ラビエル、来て見て!すんごいきれいでかわいいお花があるよ!」
「あら、そうなのですか?あぁ、ちょっと待って下さい、今行きます」

そう考えていると、トビアスの声が後方から聞こえてくる。
いつの間にか移動していた少年は一生懸命ラビエルに
手を振っていた。

「………消えゆく命に、祈りを。たとえその魂が罪に汚れていても。」

キュッと、胸の前で手を握り合わせる。汚れたなら、洗い流せばいい。
今は黒く汚れてしまっても、白に変えれば、
自分達天使はまた、その魂を家族の元へ還すことが出来る。

「さぁ、懺悔なさ……?」

ある方角で消えて行く命に向かってトビアスにバレないよう
小さくそっと語り掛けていると、再び違和感を覚えた。

「(何でしょう、また“誰”かが降りてくる……?)」

“誰”かが、人間界に…下界に、降りて来た。
おかしい。今誰かが降臨するなんてことは聞いていない。

「いや、これは……」

そう思った矢先、ふと、世界から命が消える感覚がなくなった。
悲鳴も聞こえない。止まったのだ、彼が。

「(でも、今の彼を止めることなんて出来ない。)」

自責と、懺悔と、後悔に呑まれた彼を止めるすべなんて、
どこにも……。
しかしある顔が頭をよぎり、思わず足を止める。

「……止めるのですね、貴方は。」

今降り立った“誰”かに向かい、ラビエルは呼びかける。
その声が向こうに届くことはないけれど。

「ラビエルー?」
「ふふふ、今行きますよ」

あの子が居れば、きっと大丈夫でしょう。
あの子なら、きっと彼を救える。
私は、信じていますよ。





恋に溺れ、愛に溺れ、欲に溺れ、官能に溺れ、色欲に溺れた街。
今そこは、全てを洗い流すかのように燃えていた。
全ての罪を焼き殺し、溺れさす水を消し去る。
先程まで聞こえに聞こえた悲鳴も、もうない。


―――いや、まだある。


「あ、ああ、あああ……!」

自身の目の前で腰を抜かし、情けない声をあげる老人。
その後ろには老婦人と、恐らく二人の娘であろう大人が二人。
いずれも目の前の光景と、そして目の前の人物に酷く動揺し、
怯えていた。

「そっかぁ、まだ生き残りが居たんだ」

ふいに、その人物は口を開く。
笑っているようで、からかっているようで、嘲笑っているようで。
しかしその言葉には、一切の感情もこもっていない。

「ねぇ、あとはお前達だけだからさ。」

血濡れた剣と、煙を出すマスケット。
それを両手に持った人物の服には、
何故か血が一切ついていない。

「(…でも、コイツが殺ったんだ!)」

それだけは、間違いない。確かにこの目で見たんだと、老人は思う。
けれど一体何が起こったかは、まったく分からなかった。
ただ街に迷い込んだ旅人を、家に受け入れ歓迎した。
そしたら街の住民達が入って来て、その旅人を襲おうとした。

「(…この街は、汚れている)」

つねに甘い声が響くこの街だ。もうまともなのは自分達家族しか居ないと
思うほど、すでにこの街は常識がない、理性がない。
色欲に溺れた街だから、きっと住民達は外から入って来た
何も知らない旅人を襲おうと思ったのだろう。
あの街に住んでから、段々と異常性が分かった。
だから溺れてしまわぬよう、委ねてしまわぬよう、
細々と暮らしていたのに。
旅人が襲われるのはよくあることだからこそ、
守ろうと真っ先に迎え入れたのに。

「(まさか、入って来るなんて…!)」

その時老人はすっかり忘れていたのだ。この街にまともな奴はいない、
常識がない、理性がないということを。だから人の家に
堂々と、一つの目的のために躊躇いもなく入ってくるということを。
自分達はこの街に住んでいる。たとえ他の住民達と
同じことをしていなくとも、
毎日同じ空気を吸っている。同じ物を食べている。
だからきと汚れているだろう。
だから、外から来た彼を汚したくはない。
そう思って、住民達には娘を差し出した。
娘は泣いていたが、この街の異常性をよく分かっているからこそ、
涙ぐみながらも相談した老人に自ら歩み出た。
差し出されてもいいと老人に伝え、怯えながらも住民達の前に
躍り出たのだ。老人にとっても、苦渋の決断だった。
けれど住民達は娘に目もくれず、旅人を狙った。
そして住民の一人の手が旅人に触れたと思った瞬間。

「(何が、何が起こったんだ、一体……!)」

視界に赤が見えた。焦げた香りが広がった。瞬く間に街は炎に呑まれた。
外から聞こえる住民達の悲鳴、破裂音、何かを斬りつける音。
旅人は消えていて、家の中に、目の前に広がるのは
血塗れで倒れた先程の住人たちだった。
慌てて外に出れば、住民を斬りつける旅人の姿。
あまりに一瞬の出来事に、老人の脳は追いついていない。
それはきっと後ろに居る妻も娘もそうだろう。

「……あぁ、そっか。お前達は、ボクを家に入れてくれてたんだっけ?」

ゆら、旅人“だった”者の影が動く。それにヒッと思わず本能で体が動き
後ずさりそうになるが、それを理性が押しとどめた。
今動けば、確実に――死ぬ。
目の前の人物に斬られて死ぬだろう。
旅人“だった”者が右手に持つ物が何かはわからないが、
恐らく街に響いた破裂音はあそこからだろう。
もしかしたらアレで殺されるかもしれない。
そう思い、老人は地面につけた指に力を込めた。

「残念だなー、優しい人達なのに。」

心底残念そうに、愉快そうに喋るけれど、
やっぱり感情がこもっていない。
そして何より目が笑っていなかった。
燃え盛る街をバックに、彼は老人達を見据える。

「でもごめんね、これ、“命令”だから」

そういうと、彼は左手に持った剣を上にあげる。
剣にこびりついた血が僅かに飛び散り地面で音を立てた。

「―――ばいばい」

最後まで、感情のこもらない瞳で。
老人達を、見据えたまま。
静かに言葉を紡ぎ、静かに剣を振り下ろした。










右手には~マスケット~~♪
左手には血塗みれの剣ーーー!
これはどう見ても旗を振る気配がない(両手に物騒な物があるんだわ)

はい、無事燃えました、街。ファイヤァ!発火ァ!
まぁ、だろうなって思ってる。

実際この街の話読んだ時「だろうな」って思った。
大分前の記事のイラストで街について書いた時も
そう書いてる。

あの街はほんと自業自得ですわ。
てか燃えてもしょうがないねって私は思ってる、うん。


天界で戦いが起こりそうな今、ラビエルさんはトビアスと冒険中です。
まぁ、旅に出てます。何で旅に出たかは知らない。
詳細読んでないし一回読んだけど忘れちゃった☆

でも最終的にはお別れしますしおすし…。

このお話で癒し空間なのはきっとあそこだけ。ウン。
ミハイルのとこじゃ今頃物騒な用語使いながら
軍事作戦やってそうだなーって。


ちなみにこの時代にマスケットはないんだけど(ないよね?)、
天使はオーパーツが使えるんだろうなって思ったんで。

だって人間の歴史で決められた時間決められた場所に
出現するのよ?これはもう人間の歴史最初から最後まで
知ってんじゃないの?っていう偏見があるので。

歴史最初から最後まで知ってるなら
マスケットの作り方も知ってるんじゃないかって。
まぁそれなら近代的な武器使えよって思うかもだけど
それはさすがに世界観ブチ壊し過ぎて公式(教会)に
怒られそうなんで(笑)



ではっ!

しょぅゆ。


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まあ昔の人は朝と夜の1日2食だったらしいし…

狼狐@🐌6号@ヒメシャシャンボ🫐
2022/08/09 5:45:56 違反報告 リンク


マジか…

しょぅゆ。
2022/08/09 5:55:24 違反報告 リンク


最近私は朝食べてないなぁ…起きたら12時頃だし←
この心理描写めっちゃ好きやぁ…


テイル
2022/08/09 6:41:35 違反報告 リンク


わかるー、起きたら14時だったよ私。

しょぅゆ。
2022/08/09 6:55:13 違反報告 リンク


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